人工臓器
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ヨード化材料(アセチル化ポリアミノメチルスチレン)における抗菌活性に影響する因子
谷 徹林 國瑞寺本 和雄遠藤 善裕小玉 正智
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1994 年 23 巻 3 号 p. 708-711

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抄録

不溶性の抗菌材料としてポリスチレンにヨードを化学結合させたヨードアセトアミドメチルスチレン(No.6-I)の活性と影響する因子について検討した。まずクロールとヨードそれぞれの、αからδ化合物の中で最も活性の強い材料を選んだ。菌種にはE. coli(ATCC25922)、Saccharomyces. cerevisiae、とCandida. albicansを104-106CFU/mlに調整して用い、材料0.25gと5ml菌液とを振とう反応させた。効果は経時的な菌数減小により判定した。No.6-I(-CH2I)が最も抗菌活性が強く、細菌のみならず真菌にも有効であった。この活性はオートクレープ滅菌により減弱した。4℃の低温下では活性が低く、37℃では強くなった。またシートタイプの材料を用い抗菌活性と厚みとの関係を調べた実験では、シートの厚みが厚くなれば活性も強くなった。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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