砥粒加工学会誌
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薄板鋼のレーザ焼入れフォーミング時の予熱の影響の考察
真鍋 裕輝廣垣 俊樹青山 栄一小川 圭二
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2018 年 62 巻 1 号 p. 26-32

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抄録

本研究では,小型の製品の生産効率に対して高効率であるレーザ焼入れとレーザフォーミングに着目して新たな工法の開発に取り組む.とくに,小型半導体レーザを用いて薄板鋼に対してこれらを同時に達成する手法,レーザ焼入れフォーミングを提案している.レーザ焼入れフォーミングでは繰り返しレーザ走査が前提であるが,その相互の影響に関する考察には至っていなかった.繰り返しレーザ走査によって加工対象の温度が上昇するため,事前のレーザ走査による予熱が後のレーザ走査に与える影響を調べる必要がある.本報では,加工対象である薄板鋼の初期温度が上昇した場合の,変態面積,硬さ,変形角について調べた.その結果,焼入れ深さの増加・ビッカース硬さの低下・変形角の増加などの影響と作用が確認された.

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© 2018 社団法人 砥粒加工学会
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