2026 年 11 巻 2 号 p. 121-129
女性アスリートにおいて,月経フェーズと行動特性(モチベーション,闘争心,主観的パフォーマンス)の関連を検証した.同時に方法論の妥当性と実現可能性を検討した.研究対象者による家庭用ホルモン検査キットを用いた連日(月経周期10日目から排卵後まで)のホルモン測定と,同じく研究対象者による毎日の行動特性のウェブアプリケーションへの記録によりデータ収集を実施した.取得データの欠損率は非常に低く,方法論の実現可能性は示されたが,月経フェーズと行動特性の間の関連は確認できず,効果量も極めて小さかった.用いた評価項目の妥当性に課題があった可能性があり,今後は客観的な行動測定の必要性を検討する必要がある.