日本アスレティックトレーニング学会誌
Online ISSN : 2433-572X
Print ISSN : 2432-6623
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スポーツ医科学サポートを通じたアスレティックトレーナー教育経験者の進路と社会人基礎力からみたその教育的意義
笠原 政志山本 利春阿久津 洋介
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2016 年 2 巻 1 号 p. 51-57

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抄録

本研究は,在学中にアスレティックトレーナー(以下AT)教育を受けた者の進路および,その活動が卒業後にどのように活かされているかを整理し,今後のAT教育の発展につなげる基礎資料を得ることを目的とした.過去に著者らが行うAT教育を受け学生トレーナーとして活動した180名の卒業生を対象に,学生時代のスポーツ医科学サポート活動に関するアンケート調査を実施し,65名(36.1%)の回答が得られた.学生時代に積極的な活動を行っていた者の88%が教員含めてATの専門性を活かした職に就いていた.また,トレーナーステーションや体力測定などの課外活動に積極的に参加した卒業生は,そうではない学生と比べて,社会人基礎力の基礎となる基本的生活習慣の習得に役立っていると感じている者が多かった.以上のことから,スポーツ医科学サポート活動を通じたAT教育は,専門的知識の習得だけでなく,社会から求められる人材育成につながっていると考えられる.

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© 2019 一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
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