日本アスレティックトレーニング学会誌
Online ISSN : 2433-572X
Print ISSN : 2432-6623
原著
後方動揺性がある肩関節の外旋筋力に対するストレッチングの影響
宮下 浩二播木 孝小山 太郎太田 憲一郎谷 祐輔衛門 良幸
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 4 巻 2 号 p. 155-161

詳細
抄録

後方動揺性がある肩関節の外旋筋群に対するストレッチングにより外旋筋力に与える影響を分析した.対象は大学生20名とし,肩後方動揺性が陰性の安定群(10名)と陽性の動揺群(10名)に分類した.肩外旋筋力測定は,抵抗下外旋運動の前,後およびsleeper stretch後の順に計3回実施した.抵抗下外旋運動前の筋力を100として他の筋力を換算した.安定群は抵抗下外旋運動後93±10,ストレッチング後105±13だった.動揺群は同様に92±10,95±10だった.ストレッチング後に動揺群が安定群より有意に低かった.安定群では抵抗下外旋運動後よりもストレッチング後に有意に増加した.肩後方動揺性を有する場合,外旋筋群のストレッチングの実施により抵抗下外旋運動後に低下した筋力が回復しない可能性があると示唆された.

著者関連情報
© 2019 一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
前の記事 次の記事
feedback
Top