日本アスレティックトレーニング学会誌
Online ISSN : 2433-572X
Print ISSN : 2432-6623
実践報告
ジャンプ着地時の足部接地の違いが足関節および膝関節の衝撃吸収作用に及ぼす影響
西川 直人稲川 祥史吉田 昌弘山本 敬三
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2021 年 7 巻 1 号 p. 93-101

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抄録

本研究の目的は,着地時の足部接地の違いが衝撃吸収作用に及ぼす影響を検討することである.対象は10名(後足部接地1名,前足部接地9名)とし,30 cm台からのドロップジャンプ動作を実施した.三次元動作解析装置を用いて足,膝及び股関節のパワー,床反力鉛直成分を計測し後足部接地と前足部接地で比較した.その結果,前足部接地と比べ後足部接地では,膝における負の仕事量(衝撃吸収量)が大きく,関節パワーのピークが早期に発現した.

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© 2021 一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
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