育種学雑誌
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クロガラシ(BB)とハクラン(AACC)の体細胞雑種作出
山岸 博平井 正志吉川 宏昭由比 進
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1989 年 39 巻 2 号 p. 229-233

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抄録
クロガラシと雄性不稔性ハクランの間で,KAO et al.(1974)のPEG-高pH・高Ca法によって細胞融合を行った.融合処理後の培養によって, 3種類の再分化培地で約10%のカルスから茎葉が分化し, そのうち1個が雑種の形態を,他はいずれもハクランの形態を示した(Table1).1個体の雑種性は,体上げ後の形態の比較において両親種の特性を合わせ持ったこと,酸性フォスフアターゼの分析において両親種のバンドを合わせ持ったこと及び2n=54の染色体を有したことによって確認された(Table2,Figs.1,2). 細胞融合によって得られた雑種植物は,Brassica属のA,B,C3ゲノムを合わせ持つ3基6倍体であると推定された.また同植物は片親のハクランと同様に,花糸が短く葯が小型で花粉が形成されない雄性不稔性を示した.
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