育種学雑誌
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塩素酸吸収能が高く塩素酸高感受性を示すイネ突然変異体
長谷川 博矢頭 治一井 真比古
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1995 年 45 巻 2 号 p. 229-232

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抄録
塩素酸イオンは植物の細胞毒であるが硝酸イオンのアナログとして挙動する.塩素酸に対する感受性を指標として植物の硝酸代謝能を評価することができる.本実験では農業生物資源研究所放射線育種場において保存されているイネ突然変異系統より塩素酸に高感受性を示す1系統M605を選抜し,その硝酸吸収能,硝酸還元酵素(NR)および亜硝酸還元酵素(NiR)活性を原品種である農林8号およびインド型品種Leuang Tawngと比較した.M605は農林8号に比べて硝酸吸収能が低下していたが,塩素酸吸収能は1.2倍に促進されていた.M605の葉と根におけるNRとNiR活性は共に農林8号と同レベルであった.これらの結果はM605の塩素酸高感受性が塙素酸吸収量の増加に起因することを示唆している.
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