抄録
Helianthus petiolaris由来するヒマワリ雄性不稔細胞質のミトコンドリアDNAには,雄性不稔を引き起こすと考えられているorf522遺伝子が存在する.本研究ではこの遺伝子の生物学的および生化学的な機能の解明を目的に,大腸菌の発現ベクター(pMAL-c2)を利用して,orf522遺伝子のクローニングならびにこの遺伝子産物の大量調製を試みた.まず,雄性不稔系統のミトコンドリアから抽出したRNAよりRT-PCRによって合成した。DNAを,pBluescriptIISK+ベクターを介してpMAL-c2ヘクローニングした(Fig1).この融合プラスミドによる形質転換体は,プラスミド内のtacプロモーターを0.3mMIPTGで誘導すると,プレート上にコロニーを形成しなかった(Fig.2).