脳と精神の医学
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特集:自閉症研究の最近の話題
自閉症のバイオマーカー
松崎 秀夫
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2009 年 20 巻 4 号 p. 271-280

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抄録

現時点でもっとも有効な自閉症の治療は療育的介入であり,より早期の介入ほど効果が高い。しかし自閉症は早期診断が困難で介入が遅れる可能性が高く,その臨床家も少ないのが現状である。そのため簡便で侵襲の少ないスクリーニング方法が求められている。筆者らは早期診断マーカーの確立を目標に,高機能自閉症の末梢血血清を用いて候補分子の探索を行っており,これまでに成長因子,細胞接着因子,アミノ酸,脂質を検討し,末梢バイオマーカーとして有望な分子の検証を進めている。

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© 2009 日本生物学的精神医学会
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