日本急性血液浄化学会雑誌
Online ISSN : 2434-219X
Print ISSN : 2185-1085
技術・工夫
血液浄化装置TR-2020を用いた前希釈持続的血液濾過の施行条件が返血温に与える影響の実験的検討
青木 拓史藤城 和樹島峰 逸朗渡邊 恭通柏 公一久保 仁井口 竜太土井 研人
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2025 年 16 巻 2 号 p. 105-109

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抄録

持続血液濾過法(CHF)施行時,補充液流量の増加により,十分に加温されない補充液が血液回路内に流入し,体温低下の要因となる可能性が指摘されている。また,前希釈法では補充液流量を後希釈法よりも多く設定することができるため,血液回路内の温度低下がより顕著になる可能性がある。そこでわれわれは,補充液流量,補充液加温温度の血液回路の温度変化への影響を明らかにするために実験を行った。補充液を加温せず補充液流量を増加させると回路内温度は著明に低下し,37℃,40℃まで加温した。補充液の流量を増加させると回路内温度も上昇する傾向を示したが,脱血部位を上回ることはなかった。CHF施行時は,補充液を加温して血液回路内の温度低下を抑える必要があるが,補充液の加温のみで温度低下を防止することは困難であることが示唆された。

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© 2025, 特定非営利活動法人 日本急性血液浄化学会
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