臨床化学
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高速液体クロマトグラフィーを用いたAbell-Kendall法におけるけん化率の検討
藤野 章子梅本 雅夫
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1995 年 24 巻 3 号 p. 175-178

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抄録
Abell-Kendall法の誤差要因の1つである, コレステロールエステルのけん化率について検討した。血清中のコレステロールエステルの構成比が約1%以上のエステル (リノレート, オレート, パルミテート, アラキドネート, ステアレート) について, そのけん化率を高速液体クロマトグラフィーで測定した結果, 37℃, 60分の条件では, 総コレステロール濃度の約0.8%に当たるコレステロールエステルが残存していたが, 90分では99.9%がけん化された。
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© 日本臨床化学会
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