AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
Wi-Fiパケットセンサを用いた中心市街地での市民の昼夜間の行動特性分析ー金沢市中心市街地を対象としてー
出水 瑛藤生 慎髙山 純一大澤 脩司
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 1 巻 J1 号 p. 570-579

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抄録

近年,人口減少及び高齢化が進む我が国において,拡散型都市構造に伴う生活利便性の低下やまちの魅力の喪失といった問題に直面する可能性がある.そこで,集約型都市を目指すため,ある程度の都市機能やインフラなどのストックがある中心市街地を活性化させることは重要である.

本研究では,中心市街地の現状を分析するため,市民の詳細な来街行動を把握するために,大規模なアンケート調査から,中心市街地内・外の住民の特性,市街地内における平均周遊ヵ所数,昼夜間別の行動特性,来街を阻害する要因となる不満度等を明らかにした.また,アンケート調査では得られない市民の動向を把握するために,小型コンピュータのラズベリーパイを用いて夜間における繁華街の Wi-Fiパケットセンサ調査を行い,訪問者の時間帯分布をエリアごとに示した.

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© 2020 公益社団法人 土木学会
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