ダム堤体劣化調査のデジタル点検における三次元復元精度の確保方法に関する検討
2023 年 4 巻 2 号 p. 38-43
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2023 年 4 巻 2 号 p. 38-43
今後，大量の社会資本設備の本格的な維持管理フェーズが到来する．現在の維持管理手法は人による作業を前提としているが，今後社会構造が変化していく中においても適切に維持管理していくためにICTやAIの新技術を活用した新たな点検・維持管理手法の導入が必要になっている．本稿ではダム堤体点検に着目し，UAV空撮画像による三次元復元精度の確保方法を検討した．ダムでは三次元復元精度確保のための標定点は，天端など限られた平地のみにしか設置できない物理的制約がある．そこで点群データ等の座標計測結果と写真測量を掛け合わせて三次元復元精度を確保する方法を提案し，その有用性を検証した．
