2023 年 4 巻 2 号 p. 84-88
デジタルツインを実現するためには,その3Dモデルを設計モデルデータではなく現場で計測した3Dモデルとする必要がある.またそのモデルデータも逐次更新されるべきである.一方,モデルデータ更新のためだけに新たな業務を発生させることも,省力化やコストダウンの観点から望ましくない。本技術開発ではBIM/CIMに連動した資材搬送可能な自律移動ロボットi-Con Walkerに対して,TLSによる3Dスキャンをパラレルワーク化させ,資材搬送のタスクの実現に加え点群による3Dデータ取得機能実装を行い現場実証によりその効果を示した.