2026 年 7 巻 1 号 p. 172-179
建設業では少子高齢化に伴う担い手不足が深刻化する一方,インフラの老朽化や自然災害への対応などその社会的役割は依然として大きい.このため,生産性向上と施工品質の確保を両立する方策として,技能伝承の高度化が求められている.筆者らは,これまで動作解析による技能定量化に関する研究を行ってきたが,実作業への実装には課題が残されていた.本研究では,姿勢安定性に着目した三角重心による評価指標,およびレーザーセンサーを用いた姿勢見本提示手法を提案する.本手法を建設技能者の教育訓練プロセスへ適用した際の効果と,実用性の高い技能伝承への寄与について考察する.