AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
シミュレーションによる広域設計シナリオ空間を想定したモデルベース設計のあり方
工藤 啓治
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2026 年 7 巻 1 号 p. 201-208

詳細
抄録

製造業における設計開発期間やコスト増の主要因となっている設計手戻りの要因を分析し,多様な変動可能性という視点を設計問題設定に導入することで,後工程で手戻りを生じさせない基本設計の方法が可能となる.基本設計段階で設計情報の変動可能性を想定すれば,製品仕様と設計シナリオをパラメトリック・モデルとして表現することができる.そのモデルを用いて,可能な限り多彩な設計案の組み合わせをシミュレーション(CAE)で事前検討しておくことで,設計条件を満足する設計案を常に選択できる状態にしておく.この手法を想定設計(Pre-emptive Design)と定義し,基本設計の品質を向上させ,CAE 活用の効果を最大化する手法であることを示す.

著者関連情報
© 2026 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top