土木学会論文集
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和文論文
板振動モデルに基づく高架構造物音の解析
紺野 義仁阪上 公博山本 稔山本 貢平
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2005 年 2005 巻 787 号 p. 787_105-787_115

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抄録
橋梁は主に床版と桁の2種類の板状構成要素から成り, 車両の走行時に橋梁から発生する高架構造物音は, これらが振動して発生すると考えられる. 本論文では, 既存の研究における板を仮定した放射音計算方法をベースに, 薄板の仮定が成り立たないような高い周波数領域の厚板の放射音計算方法を検討した. また実橋梁での試験車走行およびハンマー加振試験により, 応答関数を求めることにより走行加振力を推定した. さらに, 求められた走行加振力を計算式に入力することにより沿道音場の計算を行い, 実測との整合性を確認した.
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© 2005 公益社団法人 土木学会
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