土木学会論文集
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和文報告
塩害に対応した高耐久性PC構造物の建設と性能評価に関する研究
小島 孝昭豊福 俊泰小林 一輔
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2005 年 2005 巻 802 号 p. 802_235-802_253

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抄録

屋嘉比橋は, 旧橋が塩害により著しく劣化したため, 架け替え架設したPC橋である. 塩害対策工の新技術を各種検討した結果, コンクリートにPC道路橋としてわが国最初である高炉スラグ微粉末6000を用いたコンクリート, PC鋼線にエポキシ樹脂全塗装PC鋼より線, 鉄筋にエポキシ樹脂塗装鉄筋, シースにプラスチックシースをそれぞれ採用することにより, ミニマムメンテナンスを考慮した高耐久性PC橋の建設を行った.
本研究は, 建設時に材齢10年までの現地暴露試験を計画し, 暴露5年まで追跡調査した結果を総合的に解析することにより, 塩害に対応した高耐久性PC構造物の建設と防食効果について検討した. その結果, 採用した対策工はいずれも防食性能が優れており, 塩害に対して効果的であることが検証された.

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© 2005 公益社団法人 土木学会
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