土木学会論文集
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適応観測器による圧密沈下予測
脇田 英治
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1993 年 1993 巻 481 号 p. 49-58

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抄録
軟弱地盤上に盛土を行う工事においては盛土の放置期間中に沈下の観測データを用いて沈下予測を行い, 余盛りの撤去時期や次段階の工程の開始時期を判断する必要がある. その場合, 二次圧密を考慮した沈下予測を行うことができれば, 残留沈下や撤去時期に関してより正確な予測を行うことができる. 本論文は二次圧密を考慮できる沈下の状態方程式とそのパラメータの同定のできる適応観測器を提案する. そして, 現場観測例を対象にその適用性を検討する.
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© 社団法人 土木学会
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