1994 年 1994 巻 488 号 p. 101-110
本論文では鉄道縦断線設計の最適化モデルを提案する. まず, 二次Bスプライン関数を用い, 地形変化の特徴を考慮した上で, コンピュータを用いて自動的に勾配変更点を決める方法を検討する. また, それをベースにし, 不等間隔節点間の一次Bスプライン関数曲線により鉄道縦断設計線を表現した上で, Bスプライン基関数が最小局所的な台をもつ特徴を利用し, 手作業で鉄道縦断線設計を行うプロセスに対して高速にシミュレートする最適化手法を提案する. さらに中国でのデータを用い, 提案したモデルの実用性を検証する.