1995 年 1995 巻 519 号 p. 101-113
鋼製橋脚をモデル化した箱形断面片持柱の供試体を6体 (3体: 補剛断面, 3体: 無補剛断面) 製作してハイブリッド地震応答実験を行い, 実地震動が入力した場合の実鋼製橋脚の地震応答をモデル実験より求めた. この結果, 入力地震波として用いた土木研究所提案の3種の地震波 (I, II, III種地盤) の内, I種地盤の地震波が実橋脚にとって最も危険な応答を生じさせること, 連続的に地震波を入力してもII, III種地盤では大きな損傷を与えないことを確認した.