土木学会論文集
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低レイノルズ数乱流モデルによる桟粗度上の開水路流の数値計算
冨永 晃宏劉 建長尾 正志
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1995 年 1995 巻 521 号 p. 227-237

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抄録
種々の粗度間隔を有する桟粗度上の開水路流の乱流構造を自由水面の影響も計算に取り入れた低レイノルズ数k-εモデルを用いて数値計算を行い, 粗度間隔に対する乱れ構造の応答を予測した. 計算値と実験値の一致はおおむね良好であり, 流速分布は乱れせん断応力や抵抗係数よりも良く一致した. 乱れ運動エネルギーは桟粗度の上流側の角付近で大きな値を取ることがわかった. また, 粗度間隔の減少にしたがい, 流れの相互作用が強くなることが示された.
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