土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
初期不整の関数で表した連成座屈強度公式の実験データによる検証
織田 博孝長谷川 雄一宇佐美 勉
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 1996 巻 543 号 p. 31-40

詳細
抄録
この研究では, Q-factor 法に基づく, 柱の全体座屈と局部座屈の連成座屈強度公式を実験データにより再検証する. このために, まずQ-factor 法で用いる柱強度式と板要素の強度式を, 初期不整 (初期たわみと残留応力) の関数として表す. 次に, 他の研究で示された実験強度を, 個々の試験体の初期不整を考慮して推定し, Q-factor 法の精度を精密に調べる. この結果, およそ10%の誤差で実験強度を推定することができ, 高い精度を有することが明らかになった.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top