土木学会論文集
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ロープ系連続繊維補強材を外ケーブル緊張材に用いたPC部材の曲げ性状に関する研究
谷口 裕史睦好 宏史喜多 達夫町田 篤彦
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1996 年 1996 巻 544 号 p. 167-175

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抄録

本研究は, ロープ系連続繊維補強材を外ケーブル緊張材に用いたPC部材を開発することを目的としたものである. まず, ロープ系連続繊維補強材を緊張材に用いた外ケーブル式ノンメタルPC部材の静的曲げ試験および繰り返し載荷試験を実施し, ロープ系連続繊維補強材は従来の連続繊維補強材と比較して曲げ配置による強度低下が少ないこと, 筆者らの提案したCFRP拘束筋による靭性改善手法は外ケーブルPC部材の破壊性状を改善する上でも有効であることを明らかにした. さらに, 連続繊維補強材を用いた場合にも変形の適合条件および緊張材の位置変化を考慮した解析法により, その曲げ挙動を精度良く計算できることも明らかにした.

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