土木学会論文集
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建設発生土を利用した軟弱地盤改良工法の開発に関する基礎的研究
松尾 稔木村 稔西尾 良治安藤 裕
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1996 年 1996 巻 547 号 p. 199-210

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抄録

建設発生土を地盤改良材 (サンドコンパクションパィルなどの中詰め材) として再利用できれば, 環境問題解決の有効策として期待できる. 本論文で示す基礎的研究では, 建設発生土による地盤改良が施工された状況を想定して室内実験および数値解析を行い, 施工時に発生する過剰間隙水圧消散後の強度増加が実際に起こること, またそれが盛土荷重による強度増加とは独立に生じることを示した. さらに, プラスチックボードドレーンを任意位置に配置した場合の計算方法について, 模型実験と解析を通じて検討した.

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