土木学会論文集
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渋滞解消を考慮した渋滞区間判定モデルの構築とファジィ推論の適用
松井 寛藤田 素弘谷上 敦亨
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1997 年 1997 巻 569 号 p. 65-74

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抄録

高速道路における渋滞情報は, その渋滞区間を明示した後, その通過所要時間や速度等を提供することによって, 道路区間ごとに大きく変化する交通状況をドライバーに明確に伝えることができることから, 各目的地までの経路別所要時間情報等が普及してきた状況に置いても依然として重要な意味を持つものと思われる. しかし, 現在提供されている渋滞情報は, その渋滞区間判定の定義においてドライバーが実際に感じる渋滞の意識との間にずれが生じ情報の信頼性を失わせているとの指摘がある. 本研究では, アンケート調査により新たに渋滞解消の定義づけを行い, 先行研究の人間の知覚に基づく渋滞の定義に組み込んだモデルとファジィ推論を適用するモデルを構築し, より信頼性及び操作性に優れた渋滞区間判定モデルについて考察した.

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