土木学会論文集
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平膜による活性汚泥懸濁液の浸漬型濾過において曝気量及び膜間距離が汚泥堆積過程に及ぼす影響
尾崎 則篤山本 和夫
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1998 年 1998 巻 587 号 p. 37-48

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抄録
平膜を用いた活性汚泥懸濁液の浸漬型濾過において平膜の配置, 曝気量, 汚泥濃度が汚泥堆積過程に及ぼす影響を調べた. 汚泥堆積過程を記述する因子として, 平衡汚泥堆積量, 汚泥堆積速度, 汚泥堆積開始時間という因子を抽出し, 各々がどのような操作因子に依存するかを調べた. 平衡汚泥堆積量及び汚泥堆積速度は主に膜面のせん断力に, 汚泥堆積開始時間は膜間距離, 曝気量, 汚泥濃度いずれにも依存することを示した. また汚泥堆積開始時間に関して乱れ強度, 粘性底層との関連に関する考察も行った.
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