土木学会論文集
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ソイルセメント柱列壁による既設屋外タンクの液状化対策工に関する研究
藤木 広一渡辺 則雄森 利弘村田 均濱田 尚人仙頭 紀明
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1998 年 1998 巻 595 号 p. 51-65

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抄録
消防法の改正に伴い, 数多くの既設屋外タンクが液状化対策を講じる必要に迫られる. このため, 補強リング付きソイルセメント柱列壁を用いた液状化対策工法の提案を行い, 振動台模型実験および数値解析手法を用いて対策効果, 対策工の安全性について検討した. その結果, 本対策工を施すことによりタンクの沈下を軽減できること, 本対策工の基本原理はタンク基礎地盤を対策工で取り囲んで地盤に対する側方拘束力を高め, 地盤の変形を抑制することにあることおよび対策工に対する設計法の提案を行い, その提案法が有効であることを明らかにした.
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