1998 年 1998 巻 602 号 p. 107-122
今後解体される原子力発電設備の極低レベル放射性コンクリートの地中埋設処分形態を想定し, 埋設処分する際に必要となる施工管理上の基礎資料を得ることを目的として各種試験を実施した. その一環として, 実大のコンクリート構造物を解体して得られた材料を振動ローラで締固め, コンクリート廃棄物中の間隙分布を把握するとともに, 直上に敷設した覆土がこの間隙部に混入するか否かを確認した. また, コンクリート廃棄物中に導管型RI密度計を埋設して締固め試験を実施し, 転圧回数毎の鉛直方向密度分布を把握した.