土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
2段階動的縮小法を用いたハイアラーキ要素による自由振動解析
林 正渡辺 力
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 1999 巻 619 号 p. 35-46

詳細
抄録
本論文では, 大規模固有値問題のための2段階動的縮小法を開発し, 本解法を用いたハイアラーキ要素による自由振動解析法を提案する. この2段階動的縮小法では, 全体剛性行列と質量行列の組立て手順は線形応力解析と同じで, 静的縮小法と同程度の記憶容量があれば良く, 大規模固有値問題に適した解法である. 数値計算により, ハイアラーキ匹辺形要素とソリッド要素が極めて高い精度を有し, 2段階動的縮小法を用いたハイアラーキ要素解析によって大規模な構造物の自由振動解析を効率よく計算できることを示す.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top