土木学会論文集
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地震時における橋梁構造システムの損傷度および耐震性評価に関する研究
金好 昭彦宮本 文穂古家 武士
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1999 年 1999 巻 634 号 p. 325-336

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抄録
本研究では兵庫県南部地震で被災したRC道路高架橋を対象として, 対象高架橋を上部工, 下部工および基礎等で構成される橋梁システムとして捉え, 各部位部材の損傷程度の経時変化を状態遷移確率行列でモデル化し, 多段階に分類された損傷状態確率を求め, その結果をもとに部位部材の損傷度およびシステム全体系の機能的・社会的損傷度を評価する手法を提案する. また, 本手法を実橋に適用するとともに橋脚補強等の耐震対策を施した場合の耐震性についても検討した.
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© 社団法人 土木学会
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