土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
ラグランジュ型粒子モデルによる排煙上昇過程を含む大気拡散の予測
市川 陽一赤井 幸夫佐田 幸一
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 2000 巻 643 号 p. 61-70

詳細
抄録
ラグランジュ型粒子モデルによって, 排煙上昇過程を含む大気拡散の予測を行った. 本モデルの支配方程式は, 粒子のランダムな運動を表す確率微分方程式で, 鉛直成分の式には浮力による加速度項が付加されている. 数値モデルの予測結果を検討するために, 実煙源の排煙を対象としたライダー観測と野外トレーサ実験を実施した. 排煙上昇軌跡について, 数値モデルとライダー観測の結果によい一致が得られた. 数値モデルで予測した拡がり幅は, ライダー観測の結果より大きかったが, これは前者が時間平均値, 後者が瞬間的な値を示すことを考えれば説明ができる. 本モデルを実地形へ適用し, 野外トレーサ実験の結果をもとに妥当性を確認した.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top