土木学会論文集
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3次元数値流体解析における軸方向長さの検討
断面辺長比4の矩形断面の場合
平野 廣和渡邊 茂丸岡 晃佐野 健一
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2000 年 2000 巻 647 号 p. 447-452

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抄録
数値流体解析の分野において, 軸方向変動を考慮した3次元解析の必要性が論じられている. しかし, 軸方向の長さならびに分割数に関しては, 研究者の今までの解析実績に委ねられてきた. このようなことから, 本論では, 一つの試みとして断面辺長比4の矩形断面を選び, 軸方向の分割幅を固定し, 分割数をパラメータとする解析を実施した. これにより, 軸方向長さの違いによる空気力, 軸方向変動流を比較し, 軸方向の境界に周期境界条件を用いる際の必要な軸方向長さの検討を行った. その結果, 断面辺長比4の矩形断面の3次元解析を行う場合の軸方向長さに関する一つの指針を得ることができたので, ここでその結果を報告する.
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© 社団法人 土木学会
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