土木学会論文集
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詳細調査に基づく被災RC橋脚損傷度の定量的評価
幸左 賢二曽根 英樹中田 恒和田坂 幹雄
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2000 年 2000 巻 648 号 p. 179-190

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抄録
震災により大きな被害を生じた阪神高速3号神戸線RC橋脚を対象に詳細調査により損傷度を定量的に評価した. その結果, 地中部に新たに多くのBランク損傷が発見された. また, As, Aランク橋脚のうち, 段落としを有する橋脚は72基あり, すべて段落とし部で損傷するとともに, せん断耐力相当加速度も306galとB1ランク以下の353galよりもかなり小さかった. そして, As, Aランクで段落とし無しにも関わらず中間部で損傷した11基はせん断耐力曲げ耐力比が1以下で, せん断耐力相当加速度も327galとB1ランク以下の397galに比べて小さいことが明らかとなった.
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