土木学会論文集
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骨材粒度に基づく加熱アスファルト混合物の骨材間隙率推定法に関する研究
郡司 保雄井上 武美赤木 寛一
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2000 年 2000 巻 648 号 p. 191-202

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抄録
中央高速道路府中舗装工事 (調布IC~日野橋間, 延長11.4km) は本格的な高速道路建設時代に突入した昭和42年11月 (1967年) に供用開始し, 20年以上にわたり修繕を行うことなく良好な路面を保持してきた. 舗装の耐久性は最も重要な技術課題であり, 耐久性のある舗装が得られた要因を検討した結果, 表層混合物の配合にあると判断した. 多量のアスファルト量にもかかわらず, 良好な耐久性が達成できたのは「容積配合設計」の考え方を導入したことによるものである. 本研究は, アスファルト混合物の「骨材間隙率」を求めることができる「間隙率計算式」を提案し, 骨材粒度に基づく加熱アスファルト混合物の骨材間隙率を推定する計算式を実験的に調査したものである.
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