土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
水制による流れの制御と護岸・護床機能の予測手法
大槻 英樹芦田 和男阿部 宗平和田 浩藤田 暁
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 2000 巻 663 号 p. 11-30

詳細
抄録

河道湾曲部に設置された水制工が水の流れに対してどのような制御効果をもち, また, 水制周辺ではどのような水理現象が生じるのか, 水理模型実験と数値シミュレーションにより検討した. 数値シミュレーションについては, 流れおよび河床変動の解析を幅広く汎用的に行うことができるよう, 既往の平面2次元浅水流モデルを基本とする簡易で実用的なシミュレーションモデルを提案している. また, 水制工の護岸・護床機能を予測してその適切な設置を検討するために, シミュレーションモデルをいかに適用すればよいか, 考察した. 水制工の形式としては, 不透過型水制の例として出し型水制を, 透過型水制の例としてスクリーン枠を対象とした.

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top