土木学会論文集
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水質モデルを用いたバングラデシュの河川における栄養塩および溶存酸素の評価
Md. Rezaul KARIMABM BADRUZZAMAN関根 雅彦浮田 正夫
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2000 年 2000 巻 664 号 p. 97-107

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抄録
1995年と1996年の1月から4月にかけて, バングラデシュの一河川を対象として水質に関する広範な野外モニタリングおよび室内分析を行った. さらに, 一次元水質モデルを開発し, 得られたデータを用いて校正と検証を行い, 低水時における河川の汚染状況と環境容量を定量化した. その結果, 河川水のDOは危険レベルである4mg/Lを上回り, 魚類を含む水生生物の生存には問題のないことが明らかになった. また, 河川は十分な環境容量を持ち, 将来の産業立地による汚染物質の負荷に対してもDOの基準を維持できることが示された.
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