2000 年 2000 巻 665 号 p. 177-181
本研究では, 道路へのCALS適用のために, 既存の個別機能ソフトと新たに開発した専用グループウェアなどのソフトを有機的に統合するシステム化について検討を行っている. 本論文では, まず作成した専用グループウェアのプロトタイプの概要を説明し, またそれを用いたケーススタディを示す. これによって, 本専用グループウェアが道路のライフサイクル情報を構造化して管理でき, 情報管理がより柔軟になり, 作業効率を向上させることができるだけでなく, 今後必要となるライフサイクル道路情報処理の可能性も示す.