土木学会論文集
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アスペリティの2次元震源関数モデルの考察
横山 正義
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2001 年 2001 巻 668 号 p. 231-241

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抄録
兵庫県南部地震において神戸海洋気象台ではN45W方向で最大加速度800cm/s2および最大速度100cm/sを越える強いパルス状の波形が記録された. 観測された加速度パルスの形は単純であり, 波形を震源モデルで再現することが可能と考えられる. 本研究では強震動のインバージョンから得られた断層の2次元すべり分布を参照し, これを連続な関数式で近似するモデルを提案する. 論文の前半では, アスペリティの震源過程を模擬する2次元モデルの定式化とケーススタディについて述べる. 論文の後半では提案したモデルを神戸海洋気象台の観測パルスの震源過程に適用し, 本モデルの適用性を考察する.
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