土木学会論文集
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荷重伝達型十字溶接継手の疲労破壊起点の評価方法の提案
貝沼 重信森 猛一宮 充
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2001 年 2001 巻 668 号 p. 313-318

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抄録
鋼道路橋において, 荷重伝達型の十字すみ肉溶接継手とみなされる溶接継手の止端部やルート部に典型的な疲労損傷が報告されている. この継手の疲労破壊起点は, 溶接脚長, 溶接の溶込み深さ (開先深さ) や板厚などの諸因子により影響を受けることが知られている. しかし, 疲労破壊起点に及ぼすこれらの因子の影響が十分に明らかにされていないため, その評価方法は確立されていない. そこで, 本研究では継手の諸寸法を様々に変化させた荷重伝達型十字溶接継手を対象として, パラメトリックな疲労き裂進展解析を行った. この解析結果に基づき, 溶接脚長, 溶込み深さ, 板厚が疲労破壊起点に及ぼす影響を定量的に明らかにし, 疲労破壊起点の評価方法を提案した.
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© 社団法人 土木学会
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