土木学会論文集
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延性・脆性の二材料を用いた複合構造物の構造形式決定問題
海老澤 健正松本 高志堀井 秀之
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2001 年 2001 巻 675 号 p. 287-296

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抄録
本研究では延性・脆性の二材料を用いた複合構造物の最適構造形式 (形状と材料配置) を定量的に決定することを目的としている. まず, 一定の荷重条件・境界条件のもとで複合構造物全体のエネルギー吸収能を目的関数として最大化する最適化問題の定式化を行い, 滑降シンプレックス法および遺伝的アルゴリズムを用いて最適化を行った. 次に, 最適化手法により得られた複合構造形式の形状と材料配置について考察を行い, 自律分散的手法における材料配置に関する局所ルールを仮定した. 仮定された局所ルールによる自律分散的手法を用いて複合構造物の構造形式を決定し, 最適化手法によるものと比較する事によりその妥当性を検討した.
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