土木学会論文集
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爆発を受ける鉄筋コンクリート版の損傷に及ぼす爆発位置の影響
田中 秀明森下 政浩伊藤 孝山口 弘
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2001 年 2001 巻 675 号 p. 297-312

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抄録

本研究では, 鉄筋コンクリート防護構造物の耐爆設計法及び耐爆性評価法の精度向上に資するため, 爆発を受ける鉄筋コンクリート版の損傷に及ぼす爆発位置の影響を実験的に検討した. 特に, 接触爆発による損傷を基準として, 近接爆発及び穿孔爆発により生じる損傷の評価を行った. 試験体には鉄筋コンクリート正方形版を用い, 3種の重さの高性能爆薬ペントライトを試験体の近接位置, 表面または穿孔内で爆破させて行った. 試験後, 試験体に生じたクレータ, スポール, 貫通孔, ひび割れなどに着目して損傷を詳細に検討した.

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