土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
弾塑性型特性を有する円筒型ゴム製緩衝装置の衝撃緩衝効果に関する実験研究
越峠 雅博運上 茂樹足立 幸郎長屋 和宏
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 2001 巻 675 号 p. 99-112

詳細
抄録
橋梁の大地震時のフェイルセーフ構造の一つである落橋防止装置は, 緩衝機能を有することが求められている. このような緩衝機能を有する構造の一つとして, 円筒型のゴム製緩衝装置がある. 円筒型ゴム製緩衝装置に圧縮変位を作用させるとある変位でゴムに座屈を生じることから, 荷重-変位特性を弾塑性型とすることが可能であり, エネルギー吸収効果に優れた緩衝装置として応用できることが期待される. 本論では, 円筒型ゴム製緩衝装置に着目し, 桁の衝突時における衝撃緩衝効果を把握することを目的として小型模型橋梁を用いた振動台実験を行った. また, 円筒型ゴム製緩衝装置の力学モデルを開発し, 模型実験の衝突挙動の再現性について動的解析により検証し, さらに落橋防止装置の設計方法について検討した.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top