土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
斜面要因を考慮した斜面毎の非線形がけ崩れ発生限界雨量線の設定方法とその崩壊予測精度
倉本 和正守川 倫鉄賀 博己荒川 雅生中山 弘隆古川 浩平
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 2002 巻 707 号 p. 67-81

詳細
抄録
がけ崩れの発生予測手法として提案されている発生限界雨量線は, 従来から降雨要因のみで設定されており, 斜面毎に異なる崩壊危険度は考慮されていない. しかも, そのほとんどは非常に複雑な自然現象を線形で表現していることから, 精度の高い予測を行うことは困難である. そこで, 本論文ではそれらの問題を同時に解消するために, RBFネットワークを用いて個別斜面毎の非線形がけ崩れ発生限界雨量線の設定を試みた. また, 提案した個別斜面毎の非線形がけ崩れ発生限界雨量線の予測精度を検証するために, 著者らがこれまでに提案した2つの発生限界雨量線との精度比較を行い, 提案した発生限界雨量線の有効性を確認した.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top