土木学会論文集
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発生時刻と継続時間を考慮した都市停電の影響度評価
秦 康範川北 潤目黒 公郎山崎 文雄片山 恒雄
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2002 年 2002 巻 717 号 p. 107-117

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抄録
近年, 都市化の進展とともにエネルギー需要における電力への依存性が高まっており, 停電が都市生活に与える影響は極めて大きくなっている. 本研究では, 都市停電の定量的影響度評価手法を提案し, 東京23区の配電用変電所に適用を試みた. すなわち,「停電の影響」を「平常時に行っている生活活動ができなくなってしまう状態」と定義し,「停電の影響度」を「停電により妨げられた平常時ならば行っているはずの生活活動の重要度の合計」として評価する手法を構築した. また提案手法を東京23区の配電用変電所に適用し, 電力需要分析ならびに各配電エリアの停電影響度マップの作成を行った.
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© 社団法人 土木学会
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