土木学会論文集
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対話型遺伝的アルゴリズムによるデジタル画像からのひび割れ抽出
河村 圭宮本 文穂中村 秀明佐藤 亮
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2003 年 2003 巻 742 号 p. 115-131

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抄録
本研究の最終目的は, コンクリート構造物の目視点検の省力化および効率化を行うために, デジタルカメラにより取得した画像からコンクリート構造物の表面に発生している変状を自動的に抽出し, それらを変状図として自動生成する点検支援システムの開発である.特に本論文では, コンクリート構造物の代表的な変状であるひび割れを処理対象としており, それを自動抽出する手法の検討を行うとともに, ひび割れ抽出システムのプロトタイプシステムを開発した. なお, 本システムは, デジタル画像からのひび割れ抽出に必要とされる画像処理手法やこれら画像処理手法に伴う各種パラメータの最適化へ対話型遺伝的アルゴリズムの適用を試みたものである.
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© 社団法人 土木学会
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