土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
岩盤崩壊メカニズムを評価するための不連続変形法の適用に関する研究
門間 敬一千田 容嗣馬 貴臣進士 正人大西 有三
著者情報
ジャーナル フリー

2004 年 2004 巻 757 号 p. 45-55

詳細
抄録
岩盤崩壊の予知を行うために, 数値解析による岩盤挙動の再現と予測は, 工学上極めて有用な手法である. しかし, 現場状況および試験結果をどこまで数値解析に反映させれば崩壊挙動が再現できるかは不明確である. 本論文では, 全国で実施されている岩盤崩壊モニタリングのうち, 岩盤崩壊 (自然崩壊) に至った天鳥橋西地区の実測データを不連続変形法により再現することにより, 岩盤崩壊のプロセスの再現において, 岩盤をどのようにモデル化すればよいかおよび力学試験との関連性について論述する. そして, 今後の岩盤崩壊予知に関する数値解析の有効性を検討する.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top