土木学会論文集
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Nonsurvey 手法を用いた小都市圏レベルの3地域間産業連関モデル
石川 良文
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2004 年 2004 巻 758 号 p. 45-55

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抄録
最終需要の増大による地域の経済波及効果を産業連関分析により推計する場合, 一般に当該地域を対象とした地域産業連関表が必要となる. しかしながら, 需要変動に伴う経済波及効果について関心がある地域は, 必ずしも地域産業連関表が作成されているエリアだけではなく, 例えば都道府県の下位レベルとしての小都市圏などがある. 本研究では, 産業連関表の作成されていない小地域を計測の主な対象地域とした上で, それを包含する中地域, さらに小地域及び中地域を包含する大地域の3地域を対象とした Nonsurvey 手法による3地域間産業連関モデルを開発する. また, 提案されるモデルでは, 所得地と消費地が異なる地域間の所得分配・消費支出を内生化することを試みている.
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