土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
小孔の衝撃押し広げによる地下空間構築技術の実現可能性
建山 和由平井 伸吾矢野 隆夫片見 俊宏
著者情報
ジャーナル フリー

2004 年 2004 巻 763 号 p. 151-162

詳細
抄録
土中に掘削した直径10cm程度の小孔の内部に発破等により衝撃荷重を載荷する場合を想定する. このとき小孔の孔壁周辺の土は急激に圧縮され, 地盤内には, 高密度の土の孔壁で囲まれた空洞が出現する. この考えを実際のトンネル施工や基礎工事に応用すると, 最小限の排土で, かつ最小の覆工で地下空間を構築することができる. 本論文では, 衝撃的な載荷による地下空間構築技術の実現可能性について数値計算と室内実験により考察を行った.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top